CORE SECURITY

火災の歴史に終止符を打つ。

防火サービスの開発を行っております。

【事業の目的】
火災による死亡事故を世界から根絶するためです。

【事業の動機】
2014年私が23歳のとき、広島の実家が全焼し3兄弟の真ん中の当時21歳だった弟をその火事で亡くしたことです。 ニュースでよく見る火事による死亡事故に対して、私はそれまで「なぜ、逃げなかったんだ」ということしか考えてきませんでした。しかし、元気だった弟の他界に直面し、緊急事態で人間はいつも通りの行動ができる保証はないことがわかりました。死亡事故の8割は逃げ遅れが原因となっており、避難誘導と初期消火が人命を救う鍵になると考えています。 

【課題】
火災での死亡者は年間で国内1000人、世界約77,000人です。そこを0にしたいです。
現状の消防のシステムでは年間の住宅火災死亡者1000人をどうしても救えない構造的な問題・情報の非対称性がありました。
住民:「火事が起こっても消防車、消防士が来て消火し、命を助けてくれる」と思っている
消防:「消防は火災の被害を最小限におさめるためのもの」と思っている

住宅火災の死亡原因の8割が逃げ遅れで、特に夜寝ている時間帯に死亡事故が発生しています。火災が起こると3分で壁や床に延焼し、消火器での初期消火が難しくなります。その間に一酸化炭素中毒は進行しており、数分で自分の意思に反して動けなくなり避難もできなくなります。逃げ遅れの原因は一酸化炭素中毒です。
一方で、近隣住民などから通報を受けた消防が到着するのは通報から平均7分で、到着する頃には火災の最盛期と呼ばれる一番燃えている段階に入っています。消防士が到着と同時に住居内に助けに入っても大変の方が既に亡くなってしまっています。火災に1秒でも早く気づき、3分以内に逃げるか初期消火することが大切だと考えています。

【現状の代替手段】
・スプリンクラー:300年間前に発明。導入コストが高い。家財が水没する。
・消火器:パニックで正常に使えない。設置場所を見つけられない。火災現場での使用率3.5%
・火災警報器:音が鳴るだけで通報してくれない。火災現場での使用率13%(全体の普及率としては80%にも関わらず)
・自動火災通報装置:一般住宅にはコスト高い(消防士の目線でいうと住宅にも自動で通報できるものがあれば人が助かる)